【就活】マスコミ・テレビ局志望なら内定のためにマストで読むべき本6冊。
就活でテレビ局志望だったけど、結局キー局・準キー局ほぼ全滅した、早稲田大学出身の24歳・いちまろです。
TV局就活の失敗談は
で書きましたが、
要するに「本当にテレビが好きか?」ってことが問われる業界なのです。
そしてその問いに「YES」と答えた方が、まずすべきこと。
それは、「テレビ局員・業界人の書いた本を読め」です。
なぜマスコミ志望は本から攻めないとだめか?
テレビを見るのも大事。
インターンや、OB訪問に行くのでもいい。
しかし、TV局志望だったら、絶対その局員なり、業界の人が書いた本は読まないとだめです。
落ちた僕がいうと説得力ありませんが、僕の知り合いでマスコミにいる人はやはり大抵よんでいます。
理由は簡単で、「将来のビジョン」の語り方が深くなるからです。
結局、最終的には「うちの局で何がしたいの?」ということが最終的に問われます。
そのときに、「このような下積みを経て、こういう番組を作りたい」ってのが、シンプルな回答になるはず。
その時に、語る言葉が浅くなるんです、本を読んでいないと。
その業界のことを知らないから、自分の見える範囲(つまり視聴者の範囲)でしか語れないんです。
もし、インターンにバリバリいっていたり、知り合いがTV業界で、情報や考えに響触れることが可能なら、本はいらないかもしれません。
でも、普通はそんなことないですよね。なんもコネがない人が大半です。
なので、TV業界の方がどういう思い・考えで、日々番組が作られているか、それを少しでも知っておかないと、凡人の場合は太刀打ちできないのです。
TV局の方が書いた本は、必要最低限の武器であり、マスコミを受けていくための最強の武器になります。
TV局志望にお勧めの本
以下に紹介する本は、自分が読んでお勧め、さらに受かった知り合いもお勧めした本です。
今が人生を決める大事な時期なのは間違いないので、ケチらずしっかり自分に投資していきましょう。
①全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方
まさに「TV局の近代史」といっても過言ではない本。
日テレがどうやってフジテレビを抜いていったのか。
なぜTV局は視聴率にこだわるのか。それもたった0.01%のために。
各プロデューサー・社長が語る言葉は、とにかく熱く、戦略的で、「あぁ、こうやって日テレの番組は作られてきたんだな。。。」と感じずにはいられない一冊。
特にバラエティー志望は必読の一冊です。
②テレ東のつくり方
テレビ東京といえば、とにかく低予算ながら、企画の面白さで勝負する、頭脳派集団の集まりの局。
お金も、人員も限られる中、どうすれば、巨大なライバル(つまり、NHK・日テレ・TBS・フジ・テレ朝)に立ち向かえるのか。
常に頭をフル回転させて番組タイトルから、企画、意外なキャスティング、新聞の番組欄のコピーの一字一句に至るまで、工夫を凝らし続けているわけです。
こうした「テレ東流」の考え方を、大学生のうちにしみ込ませていくことで、「じゃあ自分はどういう番組を作っていきたいか」、ここの回答に直結してきます。
池上彰さんの選挙報道などの報道番組は、なぜあんなにもヒットしているのか、その回答がスッと出ない方は、まず読んだ方がよいでしょう。
③とんねるずと『めちゃイケ』の終わり
テレビ番組制作会社勤務を経て、作家・ライター、そしてお笑い評論家として有名な、ラリー遠田さんが書いた、この本。
2018年夏にできたので比較的新しめの本です。
要は、今TV局で何が起こっているか、TVと時代、Tvと社会が、どういう流れに進んでいるかを提唱している本です。
膨大な資料で分析を行いながら、本のタッチは軽い感じなので、大学生にも比較的読みやすい本ですね。
「とんねるずのみなさんのおかげでした。」「めちゃイケ」は終わったのに、「アメトーーク!や「ゴッドタン」は健在。
この違いを明確に語れるようになったら、就活でもだいぶ強いですね。
④新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます
放送作家の鈴木おさむさんが書いた本です。
バラエティー・ドラマなど、「新しい番組」を世に生み出したい方は、この本は読んでおいたほうがいいでしょう。
とにかく、鈴木おさむさんは業界最前線の作家さんですから、その方の思考法、企画の生み出し方を自分のストックとして持っておけるとかなり強いですね。
というか、就活以降のキャリアでも、企画系・プロデュース系をやりたい人にはかなり役立ちます。
⑤図解入門業界研究 最新放送業界の動向とカラクリがよくわかる本[第4版]
このシリーズは就活生なら知っている人がほとんどでしょう。
TV業界の大枠を掴むにはもってこいの本でして、今まで紹介した4つは実は社会人の方でも役立ち面白い内容なのですが、これは完全就活生向け。
逆にいうと、プロデューサーや各局のエッセンスなどは、あまり書かれていませんので、業界の流れ・仕組みが分かる方は、必要ないかもしれません。
TV局がなんで収益を出しているか、そういった常識部分から知らない人は、ESだすレベルまでいけてなくてかなりヤバいので、必ず読んでください。
⑥就活でどうしても会いたいテレビ人24 人へのOB・OG訪本
「就活」という側面で、お勧めなのが「就活でどうしても会いたいテレビ人24 人へのOB・OG訪本 」
これは今バカ売れしている本ですね。
市川 浩崇:『箱根駅伝』日本テレビ
伊藤 隆行:『モヤモヤさまぁ~ず2』テレビ東京
伊與田 英徳:『半沢直樹』TBS
岩下 英恵:『行列のできる法律相談所』日本テレビ
植野 浩之:『ラストコップ』日本テレビ
遠藤 圭介:『方言彼女。』テレビ埼玉
大川 貴史:『5時に夢中! 』TOKYO MX
海保 香織:『あさイチ』NHK
亀高 美智子:『ホンマでっか! ?TV』フジテレビ
合田 隆信:『学校へ行こう! 』TBS
清水 拓哉:『真田丸』NHK
諏訪 道彦:『名探偵コナン』読売テレビ
竹内 誠:『人志松本のすべらない話』フジテレビ
中島 啓介:『リアル脱出ゲーム TV』TBS
西田 二郎:『ダウンタウンDX』読売テレビ
福田 裕昭:『池上彰の選挙ライブ』テレビ東京
藤井 健太郎:『水曜日のダウンタウン』TBS
藤野 良太:『恋仲』フジテレビ
藤村 忠寿:『水曜どうでしょう』北海道テレビ
古立 善之:『世界の果てまでイッテQ!』日本テレビ
松崎 容子:『サザエさん』フジテレビ
山鹿 達也:『3匹のおっさん』テレビ東京
山川 友基:『尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件スクープ』読売テレビ
山口 洋樹:『サンデースポーツ』NHK
TV曲を担う、この方たちのインタビューが一気に載っているのです。
これを読んでおけば、TV業界のことは大抵わかるので、もはやOB訪問は不要でしょう。
説明するまでもなく、メディア就活に「即効」的な本ですね。
まとめ
本ってのは、たった1000円程度で、その著者の何十年もの経験や、情報が手間暇をかけて凝縮された最高のツールです。
もしTV局受けるなら、漫然とTVを受動的に見るだけではダメです。
しっかりと、自分から情報を取りに行くこと。
ちなみに僕が就活してた頃(2016)よりも、TV関係の本はかなり出版されだしてきています。
これは、就活生にとってはかなりいい流れです。
ぜひ、隙間時間に読んで、業界研究も兼ねて対策をしていきましょう。
いちまろ