キーエンスの新卒採用・選考はどんな感じ?【インターン参加・OB訪問有の実体験を語る】
2017年入社の、いちまろ夫婦・夫いちまろです。
「いちまろ就活塾」というコンテンツで、自身の就活体験を記事にしています。
就活生時代、KEYENCEへの就職活動をガッツリやっていました。
KEYENCEを志望していた理由としては
- 参加したセミナーの懇親会で、一緒に飲んだ方がKEYENCEだった
- 圧倒的な年収の高さ
- 仕事ができそうな風潮
- インターン(合宿)にも通って、参加してきた
などと、結構縁があるように感じたからですね。
僕は学部卒の理系でしたが、文系・理系どっちも受けています。
ということで、そんな実体験を基に、KEYENCEの採用・選考の情報などを、覚えている範囲でがっつり書いていきます。
KEYENCE志望の方は、所々ぜひ参考にしてください。
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1⃣KEYENCEの採用・選考【理系・技術職】
学部・理系が受けれる理系職種は【生産技術職・コンサルティングエンジニア職】とよばれる職種です。
商品開発・ソフトウェア開発は、大学院卒見込みの方しか受けれません。
選考の流れですが
①会社説明会(必須参加)
↓
・SPI試験(テストセンター)
↓
②1次面接(課題&面接)
↓
③最終面接
です。
ちなみに私は、1次面接で落ちてますが、インターンで一緒だった友達が、1次面接の次に最終だった、と言っていたので、おそらく間違いないでしょう。
①KEYENCEの技術職・会社説明会
会社説明会には、必須参加しないといけません。
しかし、KEYENCEの採用・選考にはESがいらないのです。
これは就活生にとっては非常に楽です。
東京と大阪の2回開催ですが、1日3回・計6日くらい行われていたので、大体どの人も説明会に行くことができるでしょう。
内容としては、「技術に軸足を置きつつも、対人的な要素も生かしたい」といった方向けの、説明会で、要は営業要素も入ってくる部署なのだな、と感じました。
この説明会では特に身構えることないでしょう。
その後、SPIを受講するようメールが届くので、テストセンターで受験。
(使いまわしもOKです)
僕はそこまで点数は高くなかった気がしましたが、通りました。
②KEYENCEの技術職・1次面接
ここがまず第一の鬼門でしょう。
一次面接は
- コンサル問題
- 面接
に分かれています。
コンサル問題を30分くらい解いて、面接して帰る感じですね。
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キーエンスの【コンサル問題】
このコンサル問題は、非常に難しいです。
内容としては、「部品を製造している段階で不具合が発生した。その不具合はどこから発生しているところなのか、どこの機械なのか、どこの行程なのか、原因を特定せよ」
みたいなところです。
KEYENCEに入ったとして、仕事で起こりうる「欠陥品への対策」。
その欠陥は、どこの製造工程由来できているのか、ロジカルに特定する、ということがKEYENCEの中で求められているのでしょう。
この、コンサル問題ですが、実は「インターン」で解かせてくれるんです。
僕が参加したのは「KeyDay360」という1泊2日型の合宿インターンだったのですが、「自己分析合宿」と銘打ちながら、がっつりグループワークで、このコンサル問題を解かされます。
(上の写真は合宿での集合写真)
そして、解き方や考え方の詳細も詳しく教えてくれます。
なので、ぶっちゃけていうと、合宿やインターン参加した人は、めちゃめちゃ有利です。
僕は、合宿に行っていたので難なく解けました。
理系職への就職を考えている方は、ぜひ合宿への応募をしておきたいところです。
(完全抽選と人事部長が言っておりました…大学・学部生・院生がある程度バラバラだったので、もしかしたら学歴フィルターがあるかもしれません。学部生は、明治・関関同立より下はいませんでした。)
ちなみに合宿は、大学院生がほとんどで、東大理系・京大理系・千葉大理系・阪大理系・・・・・と、名だたるメンバーが揃っておりまして、早稲田・学部の私は完全に委縮してしまい、苦い経験があります。
こういう賢い人たちが、日本を作るのでしょう・・・
非常に有意義な合宿でしたね。
合宿に行けなかった方は、KEYENCEのコンサル問題をいきなり解くのは正直かなりリスキー。
せめて「コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 」を読んで、コンサル的考え方を身に着けておき、対策したいところです。
KEYENCEは理系職であっても、上で話した通り「コンサル的解決力」を非常に重要視する会社なので。
キーエンスの【1次面接】
面接は、確か2対1。
僕が落とされた理由としては、おそらくここでしょう。
- なんでKEYENCEを志望しているのか?
- 最近製造されたもので印象に残っている物は?
おそらくこの2個がダメでした。
もう事前準備なく臨んでしまい、まったく説得力がありませんでしたね。
最近製造されたもので印象に残っている物→「ヘルシオ」って答えてしまいましたからねwww
僕は正直メーカーに全く興味がなく、KEYENCEの社風・年収だけをベースに受けていたので、そもそもプロダクトに全く興味がなかったのです。
正直、ここを対策しておけば最終面接はいけたと思います。
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2⃣KEYENCEの採用・選考【文系・営業職】
KEYENCEはゴリゴリ理系の会社ですが、文系も営業職として採用されています。
僕がOB訪問したKEYENCEの先輩は、3年目の先輩で、明治学部卒、営業職でした。
入社3年目にして、年収は1000万円で、GEEPに乗っており、お金が余ってる、と言っておりました。
いやー本当にうらやましいKEYENCE・・・(笑)
「30で家が建ち、40で墓が立つ」と言われていますが、それはもはや迷信で、そのOBの先輩が言っていた「人の1.5倍働いて、2倍給料をもらえる会社」と言っていたのが印象的でした。
【選考内容】
・会社説明会+性格検査+20秒面接
↓
・1次面接(説得面接)
↓
・2次面接(ビデオ面接)
↓
・最終面接
の流れだと思います。
僕は、営業職に関しては、1次面接に行けずに落ちました。
キーエンスの【性格検査+20秒面接】
KEYENCEの営業職では、会社説明会と一緒にある「性格検査+20秒面接」で一気にふるいがかけられます。
なので、性格検査も適当にやらないほうがいいですね。
性格検査は
- ストレス耐性
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
あたりの数値を強く見られていると感じます。
もちろん、明らかに意図的に回答するのはばれますのでNG。
20秒面接は、まじでここのどこで判断するの??って感じですが、気を付けるのは「印象」だけです。
要は、
- 明るく、笑顔で、はきはき喋る
- 目を見て喋る
- 余計な一発芸、ウケを狙いに行かない
など、「好印象」をしっかりと伝えればそれでOK。
あとは、性格検査でバシバシ落とされます。
もしかしたら、理系職種で合宿に参加した人は、意図的にこちらは落とされるかもしれません。
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キーエンスの【1次面接の説得面接】
KEYENCEの定番「説得面接」です。
相手の面接官の、嫌いなものなどに関して、説得を試みる面接です。
ここで重要なのは、説得しきれなくてもOKということ。
- しっかり相手の苦手な部分にフォーカスして話せているか
- それの解決策をロジカルに複数提示できるか
- 予想される反論に対し、感情論にならず提案できるか
- 相手の意見を聞く傾聴能力はあるか
このあたりですね。
KEYENCEの営業職を受ける方は、「誰でも売れる「プロセス思考」営業術」という本を読んでおくといいでしょう。
KEYENCEの面接するうえでも、大切にしている営業の本質が分かります。
キーエンスの新卒採用・選考まとめ
KEYENCEは選考に参加すると、とても就活生に対して真摯で素敵な会社だと分かります。
縁がなかったのは残念でしたが、合宿の後には人事の方が懇親会を開いてくれたり、内定報告をしたらしっかりとメールを返してくれたり、非常に好印象の会社です。
自己分析では「キャリパー社」の性格検査を使い、自己分析させていただきました。
そして、KEYENCEを真剣に志望している人は、上で紹介した
・コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法(理系向け)
・誰でも売れる「プロセス思考」営業術(文系向け)
は、他の人と差をつけるうえでも、一度読んでおくことをお勧めします。
また、キーエンス1本だけでなく、ほかの企業を受ける方は、ES提出が大量に必要なはず。
知名度もだいぶ高くなってきてるので知っているとは思いますが、通過ES約1000社分参考にできる「[affi id=1]」というサイトを参考にするとめちゃめちゃ助けになりますよ。
就活、頑張ってくださいね!^^
いちまろ
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