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鬼滅の刃の面白さを6つ分析|ジャンプ5作品と比較して解説

鬼滅の刃の面白さを6つ分析|ジャンプ5作品と比較して解説

(出典:漫画 鬼滅の刃

 

少年漫画好きの、いちまろ夫婦です。

先日、Instagramのストーリーで、上記の企画をやりました。

 

「鬼滅の面白さを語らせてくれ」

~jump作品と比較して考える 鬼滅の面白さ~

 

てことで、私が考える「鬼滅の刃」の面白さを、ジャンプ作品と比較しながら、6つ紹介します!

 

※なお、あくまでこれは、私の一意見ですので…参考程度に読んで頂けたら幸いです^^

①鬼滅の刃は「圧倒的スピード感」が素晴らしい

(出典:漫画 鬼滅の刃

 

鬼滅の刃が跳ねた理由の一つには
「圧倒的スピード感」があると思う。

 

何と言っても、あっという間にラスボス・鬼舞辻無惨と戦うことになる。
2巻で既にラスボスが登場し、16巻でラスボスとの戦うわけ。

 

正直、2巻で出た時
「あーこいつと戦うまで何年かかるのかなぁ…」と思ったんですけど。
マジで一瞬でした。(笑)

 

ONEPIECEでいうならば、チョッパーを仲間にしようとしているときに
もう炭次郎たちは無惨と戦っているのだ(笑)

 

だから、バトルシーンでの飽き&繰り返し感を全く感じさせない。
これが鬼滅の刃のすごさである。

 

展開が、鬼早いですよね(笑)

特に、柱集結のシーンから、鬼滅の刃は一気に面白くなった気がします。

 

ジャンプ本誌でいうなら、善逸が登場したあたりから、徐々に順位が上がってきたそうです。

 

そして、無惨との戦いでは、躊躇なく、登場人物に死に場所を与えていく。

長寿漫画じゃ、中々それはできないっすよ。

 

後、伏線がそこまで回収されないシーンが多いww

例えば‥‥

  • 鬼殺隊の序列(丙、丁…など)
  • 鬼の入れ替え決戦
  • 炭次郎たちが)いつか柱になる存在だ! 的な言葉

 

とかは、伏線として匂わせておきながら、本編でガッツリ回収されることはなかったですね。

 

まさに、ゴールに向けて走り抜けていく漫画でした。

何かと忙しい毎日を送る、現代に、非常にマッチしていたんでしょう。

 

鬼滅の刃は「スラムダンク的」なスピード感がある

(引用:漫画 スラムダンク

スラムダンクの疾走感に
非常に近いものがあると思う。

 

特に、終わり方なんて、まじでそっくりで。

 

「人気絶頂のまま、終わる」

ってところは、きっとスラダンを参考にしたのではないのかなぁ‥‥
と胸をはせるわけです。

 

スラムダンクほど、衝撃の終わり方をした漫画は中々ないですね。

 

鬼滅の刃に関しても、ジャンプで読んでいた層は、似たような思いを感じたと思います。

特に、炭次郎vs無惨のシーンが非常に見応えあって、こっからどうなる????って思わされましたね。

 

でも、引き伸ばさなくて正解だったと思います。

カッコいい幕引きでした。

②鬼滅の刃は「過去編の「収め方」が上手」

(出典:漫画 鬼滅の刃

登場人物の過去を描くことは、
ストーリーに厚みを持たせるうえで、めちゃめちゃ大事ですよね。

何を背負って戦っているかに、やっぱり胸打つのです。

 

不死川兄弟もそれぞれ2人の思いがあるから、
あんなに序盤乱暴なキャラで描いても、最後の最後で泣かすわけです。

 

てことで、鬼滅も過去編が、すごく上手ですよね。

鬼にもフォーカスを当ててるから、炭次郎が鬼に思いをはせるところでもグッとくる

だからこそ、無惨の圧倒的悪が際立つ。

 

そんで、そこだけじゃないのよね。鬼滅の刃は、過去編の収め方がうまい。
要はね、過去編がダラダラと続かないのよ、1話で終わることがほとんど。

 

なのに、泣けるのよ。

短いのに、泣けるのよ。

 

それって、やっぱり過去編の描き方・収め方がめちゃくちゃうまいと思うんです。

 

全ての鬼殺隊メンバーに、背負うものがあるのです。

お館さま曰く、「人の心」ですね。

 

特に、柱や炭次郎同期の過去編。

ここを、1話くらいでさらっと書いて纏めてしまうのが、鬼スゴイ。

 

勘藤エピソードが、非常に上手に、凝縮されている。。

 

鬼滅の刃は「ONEPIECE的」な厚みを出す過去編が魅力

(引用:漫画 ONEPIECE

onepieceの過去編を超凝縮した感じ。

onepieceは、過去編がまぁ長い(笑)

だからこそ、もう物語の深みと厚みがものすごく、過去編に外れが全くない。

 

そのonepieceの過去編の面白さを、鬼滅はガツンと凝縮して取り入れた感じがすごくします。

 

もちろん、鬼滅の刃は、ONEPIECEほどの過去編における読みごたえはないです。

でも、過去編が及ぼす感動の増幅は、鬼滅の刃も中々負けてないでしょう。

 

鬼滅の刃は、スラムダンク要素×ONEPIECE要素が取り込まれている作品なのだ。。😿

(出典:漫画 鬼滅の刃

③鬼滅の刃に欠かせない「刀」へのこだわり

(出典:漫画 鬼滅の刃

意外と忘れがち。
鬼滅の面白さを語るうえで「刀」はかなり大きな要素だと思っている。

【少年漫画×刀】

ってのは、もはやヒットの定番よね。(もちろん全部がヒットするわけではない)

 

やっぱり日本人としてのルーツがあるんだろね。

 

そんでその「刀」にも鬼滅はかなりこだわっていて、

キャラに合わせて、色であったり、形であったり、そして技であったりが違って。

 

しかもこれがさ、あんまりややこしくなくて、呼吸という一種の「タイプ」に統一されているから、割かし覚えやすいし、見てても、何の技かわかる。

 

要は、ポケモン的な分かりやすさがあるから、スッとなじめるんだよね。

ポケモンさまさま。

 

子どもも真似しやすいですもんね。

「水の呼吸!壱の型!」みたいなね。

 

日本人は、刀大好きなんですよ。(笑)

 

鬼滅の刃は、刀(日輪刀)に関して難しすぎる設定がないのもいいんだと思います。

ONEPIECEだと、刀にも序列があったりするから。

 

「色・形」このくらいにとどめているのが、分かりやすさに繋がっているんでしょうね。

少年漫画には「刀」漫画が数多くヒットしている

そして、もちろん…

 

(引用:漫画 ONEPIECE

 

ゾロもね!

ぬらりひょんの孫とかも、刀漫画として挙げられますね。

④鬼滅の刃は「強さがインフレしすぎない」

(出典:漫画 鬼滅の刃

鬼が結構強い。想像以上に強い。そして、炭次郎もしっかりやられる。

だから、鬼滅は「仲間」で倒すシーンが極めて多い。

 

最終的には主人公が「1人」で倒すことが多い少年漫画の中では、意外と特徴的だと思ってます。

 

だからバトルシーンは胸を打つシーンが非常に多く、展開が一つとして同じでないから、全く飽きが来ない。

 

なお、冒頭・狭霧山での修行のシーン。

 

ジャンプ編集者は「(テンポよくする為に)もう少し短くできないか」と、吾峠先生に言ったらしい。

吾峠先生は、
「人は、そんな簡単に強くならないと思います」と言って、あのシーンを描いたそう。

 

そういったこだわりがあるから、見る人を置いてけぼりにしないんでしょうね。

 

強さがインフレしすぎないのは、やっぱり

「ゴールに向かうスピード感」があるからだと思います。

 

最強に描かれている、柱たちが命を賭して戦う、複数人で上弦の鬼たちに戦っていくから、やっぱり面白いんですよね。

 

あれが、炭次郎一人で次々なぎ倒したら、やっぱりここまでの面白さはないんでしょうなぁ・・。

ドラゴンボールは超インフレ型の少年漫画

(引用:ドラゴンボール

鬼滅はドラゴンボールの「インフレ感」がいい意味で、でないように作られてると思う。

なお、インフレを逆手に取ったのが、ワンパンマン。

 

なお、私はドラゴンボールを、最後まで読んだことがありません!!

なのに偉そうに語ってすいませんww

 

名作of名作なので、最後まで見ないととは思ってるんですが…

(出典:漫画 鬼滅の刃

⑤鬼滅の刃は「師弟関係と家族のつながりが熱い」

(出典:漫画 鬼滅の刃

日本は世界でも有数の縦社会文化が根付いており、先輩をリスペクトする文化が当たり前の社会である。

 

なので

【お館さま⇔柱⇔鬼殺隊(=炭次郎たち)】

という構図が、めちゃめちゃハマる、しっくりくる、共感しやすい。

 

強き先輩が、弱き後輩を助ける。

これに、グッとくるわけです。煉獄先輩の母の言葉じゃないけど。

 

後。。。

登場人物それぞれが、暗い過去を背負っているよね。

家族なり、兄弟なり、恋人なり、友達なり。

 

その過去が戦いに垣間見えるから、日本人として、グッとくるものがあるんやと思う。

 

炭次郎には、義勇さんが

カナヲには、胡蝶姉妹が

不死川弟には、不死川兄が

善逸には、じいちゃんが

伊之助には、母と、あとは胡蝶しのぶさんが

‥‥

などとね。

 

師弟関係やったり、家族のつながりがありましてね、

日本人としてはそういう部分に思いを馳せますよね。

鬼滅の刃は「NARUTOのような縦のつながり」を彷彿させる

(引用:NARUTO

NARUTOに近いものが、非常にある。

NARUTOも師弟関係を濃く描いている漫画よね。

 

鬼滅はNARUTOのような師弟の繋がり・家族のつながりを、登場人物ギュッと厳選して描いた感じ。

後、登場人物が暗い過去背負って、今を生きているのもかなり通ずるものがある。

 

憎しみの連鎖的な部分は、鬼滅ではあまりテーマとならないけど。

それは無惨を「圧倒的悪」として描いているから。

 

ここで、NARUTOを呼んだことなかった大学時代の私に、NARUTOを激推ししてくれた、

漫画師匠「くの」さんの言葉を引用したい↓

やっぱり、初めてちゃんと自分で買って全巻読んだのがナルトで、
初めて世の中にはこんな世界観を作る人がいて、
こんなキャラクターが住んでいる世界があるんだって思わせてくれたのはナルトだったからナルトかなぁ

そこから漫画にハマったようなもんだし

あえていうなら、
師弟の絆よ永遠なり。かなぁ

なんかみんな師弟が描かれてて、
父だったり母だったり拾われた人と子だったり、犯罪者だったりどんな人たちにも師弟がいて、それぞれ受け継いだものに従っていたりはたまた抗っていたり、胸熱だったなー

親子代々な猪鹿蝶もいればさ、
サスケなんか兄を憎みながら大蛇丸に教えをこいにいったわけだし、
言うまでもなく自来也とナルトもだし、
ロックリーとガイ先生とかキリがない!!

けど言えるのはその師にもまた師がいて、その師の信念がちゃんと描かれてるからおもしろいんだよ〜

 

鬼滅の刃も、NARUTOの師弟関係の熱さが、いい塩梅で入った、至極の作品ですね。

⑤鬼滅の刃は「主人公の動く目的」が強すぎる

(出典:漫画 鬼滅の刃

  • ルフィは、海賊王になるために
  • ナルトは、火影になるために
  • ゴンは、親父さんを探すために
  • 六太は、火星に行くために
  • カイジは、借金を返すために
  • 川藤は、野球部を取り戻すために
  • 吾郎は、おとさんを超える野球選手になるために…

 

少年漫画はの多くは、第1話で主人公の目的が示される。

 

このゴールが、ぶれないで進めば進むほど、思いが強ければ強いほど、主人公の魅力が増す。(と思ってます)

 

じゃあ炭次郎の目的は?

 

「鬼になった妹を人間に戻す」

 

そして、炭次郎は、目的が自分に向いていない。

妹に向いているのだ。

 

だから、類を見ない強靭な目的で、読者の心を胸打つ。

 

こんな重い動機なのに、重くなりすぎず読めるのは、

よく言われる「コメディとシリアス」のバランスがいいことも挙げられるでしょう。

誰かのために主人公が動くストーリーの少年漫画

 

 

(引用:約束のネバーランド鋼の錬金術師

 

鬼滅の刃と同時期にジャンプを支えた、約束のネバーランドと通ずるところがありますね。

約束のネバーランドの主人公、エマは、家族のために動ける、優しい子なのです。

【まとめ】鬼滅の刃はあらゆる名作が詰め込まれた至極の作品

(出典:漫画 鬼滅の刃

 

鬼滅の刃がヒットしたのは、アニメの要因が正直デカいと思います。

しかし、漫画としても、これだけのエッセンスが詰め込まれた作品です。

 

本当に「すごい」じゃ言い表せない作品だな、と思うわけです。

 

 

ご愛読、ありがとうございました。

 

いちまろ夫婦