以下は、コミックスのネタバレを含みますので、ご注意ください。
この記事では、以下の内容を解説します^^
- チェンソーマン「レゼ」の正体って何なの?結局死んだの?
- 「レゼ」の能力がよくわからないから知りたい!
- レゼのシーンを大まかに振り返りたい!
少年漫画に必須である「恋愛要素」を満喫できる「レゼ編」。
しかしその恋物語、レゼとデンジの恋物語は、「チェンソーマン」の世界観とは思えないほど、甘酸っぱく、切ないものでした。。。!
【チェンソーマン】レゼの正体とは?基礎情報を解説
レゼは、チェンソーマンの主要キャラクターの一人です。
【レゼ:容姿の特徴】
- 華奢で美しい美少女
- 頬をいつも薄く赤らめている
- 側にピンが刺さったようなチョーカーを付けている
- 黒髪をいつも後ろで束ねている
- 雨に濡れると、顔が見えなくなるほど前髪が長め
レゼは、「田舎のネズミと都会のネズミ」の寓話をした際は、「田舎のネズミ」に憧れを持っていることを話してました。
ここは、のちのちの伏線となってきます。
レゼの正体は、スパイであり武器人間【国家の為に尽くす兵士】
そんなレゼの正体は、ソ連のモルモットでありスパイとして、デンジの心臓を狙う刺客でした。
レゼは、爆弾の悪魔「ボム」と人間が混じった女性であり、くくりとしては、サムライソードやデンジと同じイメージです。
ちなみに「モルモット」とは、ソ連の専属兵士であり、子供のころから様々な訓練を受けています。
ソ連には母親が子供を叱るときに話す、童話がありました。
- ソ連軍の弾薬庫に秘密の部屋がある
- 中には身寄りのない子供がぎゅうぎゅうに詰まっている
- 悪いことしたら、そこに連れていかれる
- 子供に自由は無く、物のように扱われ一生を終える
その秘密の部屋で国家の役に立つためだけに生きている戦士が、モルモットであり、レゼはモルモットの一員でした。
めちゃくちゃやばい機関ですね。
レゼの登場回は、「レゼ編」と称されるほど、チェンソーマンの中でも大きなストーリー。
デンジがマキマ以外に恋した、唯一の女性がレゼでした。
レゼが作中で話した「ロシア語」の意味は?
「ジェーンは協会で眠った」
デンジとの学校デートの際に、レゼはデンジのいない所で通り魔の襲撃を受ける。
その際、ロシア語で歌を歌いながら、男を絞殺・返り討ちにするんですが…
そのロシア語ってどんな意味なの??
【レゼが歌ってた、ロシア語の直訳】
〇ジェーンという少女の陽気なデートを歌った歌詞
- 今日はジェーンとのデートだ!
- 朝は一緒に教会に行き、カフェでコーヒーを飲みながらオムレツを食べよう!
- 散歩をした後は、水族館に行ってイルカとペンギンを見よう!
- ランチを食べたら一休みして、今朝何をしたのかを思い出すんだ。
- そして夜は教会で眠りにつこう。
この歌は実在する歌ではなさそうで、43話のサブタイトル「ジェーンは教会で眠った」と関係がある歌とされています。
レゼは、ソ連のモルモット。
なので、もしかしたら絵に描いたような「幸せな日常」に憧れ、そして実際の現実に諦念を感じていたのかもしれませんね。。。
レゼの戦闘能力は?
レゼは、デンジと同様に悪魔と融合した人間です。
首にあるスターターを引くと爆弾の悪魔「ボム」に変身します。
以下は、レゼの主な能力です。
※ただし水中では、爆発を起こせません。
【指爆弾】
指を鳴らして火花を発生させ、当たった対象物を爆発させる技。
非常に大規模な爆発を発生させることが可能であり、中距離圏内にいる敵に対する攻撃として強いです。
レゼはこの能力を、民間のデビルハンターがレゼを殺そうとした際に、発動しました。
【爆破移動】
レゼの移動手段である能力の一つで、足・手で小さな爆発を起こし、その推進力を使って空を飛ぶ能力。
小刻みな爆破をして滞空をしたり、爆破威力を用いて「爆発的なスピード」をだしての移動も可能です。
【体の部位爆発】
体の一部分を切り離し、遠隔で起爆させる攻撃。
レゼの頭・胴体・指などが「爆弾」として使用され、たった「人差し指」だけでも建物を破壊するほどのデカい爆発を起こしました。
また、腕・足をミサイルのように変形させ、相手に打ち込むことも可能です。
このミサイル攻撃は、群を抜いて爆発力が高い、やば~い攻撃。
また、レゼは武器人間なのでほぼ不死身の体となっています。
悪魔と似た力を持つデンジ・サムライソード・レゼたち「武器人間」は、血を摂取することにで、体力の回復が可能。
レゼは血不足になった際に、「台風の悪魔」に血を分けてもらっておりました。
【チェンソーマン】レゼの登場シーン(名シーン)
①デンジとレゼの出会い
マキマとのデートの翌日?、デンジはウキウキしながら歩いている。
デンジは、マキマから「心がある」と言われて、なんとなく喜んでおり、道端で募金活動に協力していました。
そんな中、急に雨が降り出し、電話ボックスで雨宿り。
すると、すぐに見知らぬ女性が入ってきました。
これが、デンジとレゼの出会い。
レゼは、デンジの顔を見るなり、涙を流しつつ笑い始める挙動を見せます。
デンジの顔が「死んだウチの犬に似ていて…」とレゼは話し、なんとなく落ち込む素振りを見せます。
そんな落ち込みを見せるレゼを喜ばせるべく、募金活動の見返りで手に入れた花を、マジック風にプレゼントしたデンジ。
ちなみに、この花、募金活動でもらった際に、飲み込んだ花です。
それを吐き出して渡してます。wwww
レゼはその花を受け取り、顔を赤らめてデンジの顔を見つめます。(片面見開き)
デンジはそんなレゼを見て、何やら不思議な顔つき。
恋に落ちているというよりは、
ん??なんだこの気持ち?
的な感じ。
レゼは「二道というカフェでバイトしている」「来たらお礼してあげる」ということを伝えて去っていきます。
②デンジ、カフェでレゼを好きになる
レゼがバイト先(二道)に到着し働き始めると、すでににデンジが席に座ってました。
「礼を貰いに来ただけ」というデンジに、レゼはコーヒーをサービスします。
デンジは、コーヒーを飲みながらも、「ドブ味だよ ドブ味」といい、露骨に苦そうな顔をする。
そんなデンジの姿をレゼは体に触れながら面白がっていました。
デンジは、ふと気づきます。
- 「自分のことでやたら笑ってくれる」
- 「すげーボディタッチしてくる」
- 「デンジ君みたいな面白い人はじめて」って言われた
デンジ
・・・・
「確定で俺のコト好きじゃん」
デンジは、「マキマが好きなはずなのに…」と悩みます。
しかし、結局レゼのバイト先カフェ「二道」に、1週間以上通いつめるよう。
また、レゼにとってもデンジは特別な相手であり、カフェのバイトが終わった後に一緒に遊びに出かけるようになりました。
③夜の学校【レゼの正体が明らかに?】
レゼとデンジはある日、夜の学校(高校)に忍び込み、学校デートを行います。
デンジは学校に行っていなかったため、レゼは算数や英語などを教えてあげます。
(1+1とか、下ネタ英語とか、しょーもない会話が繰り広げられますw)
また、レゼは学校に行っていないデンジや、公安での待遇を案じます。
デンジはいろいろ考えていく中で、もう頭が熱くなり、よくわからない状態に。
頭を冷やすため、デンジとレゼはプールへ向かいます。
するとレゼは裸になってDIVE IN。
デンジに泳ぎを教えてあげるレゼ。
デンジのドキドキボルテージがさらに高まります。
一方で、その高校では「台風の悪魔」と怪しい男が、密会している様子。
台風の悪魔もまた、デンジの心臓をねらっていました。
レゼは途中でトイレに出かけるのですが、一人になったタイミングで、デンジを狙う怪しい男に「デンジに対する人質」としてレゼは襲われる。
必死に逃げるレゼ。
ついに屋上まで追い込まれ、絶体絶命のピンチ。
あーこのままやられるのか・・・・?と思いきや、レゼはロシア語の歌を口ずさみ、華麗なな動きで男の背後を取り、男を瞬殺する。
ここで、あ、レゼこいつやばいやつだ、と読者がわかります。
④祭り【レゼの告白から儚いバトルへ】
デンジとレゼは、夜の学校でデートした何日か後、2人で祭りに行きます。
縁日を満喫した2人は、最後に穴場スポットでゆっくり花火を見ていました。
はい、完全ロマンティック展開です。
レゼは「考えたけどやっぱりデンジ君の状況おかしいよ」「仕事やめて……私と一緒に逃げない?」とデンジに告げます。
「私がデンジ君を幸せにしてあげる」
しかしデンジはすごい悩む。
しまいにレゼは
「だって私…デンジ君好きだから」
「だんだん楽しくなってきてんだ今」「ここで仕事続けながらレゼと会うじゃダメなの?」と返します。
その言葉には、アキやパワーを思う言葉もありました。
あーほんと、まじで高校生の恋愛というか
本当に純情で、藤本タツキ先生まじですごいね、この持って行き方が。。。
するとレゼは
「デンジ君、私のほかに好きな人いるでしょ」と言って、デンジにキスをする。
見開きコマ、圧巻の花火と、キスの構図。
まじで、絵がうまい・・・・。
映画のような美しいシーンですね。
そして二人の口が離れた時、デンジの舌は、レゼに噛み切られていました。。
デンジは、やばいと思って、胸のスターターに指を掛けるも、レゼによって手首を切り落とされる。
残る右手で、弱弱しくスターターを引こうとするデンジ。
しかしレゼは、そのデンジの右手を優しく遮ります。。
「デンジ君の心臓もらうね?」
⑤レゼ(ボムの悪魔)VSデンジ(チェンソーの悪魔)
間一髪で「サメの魔人」ビームが、デンジのもとにやってきて、ビームはデンジをかかえ、逃げ出します。
レゼは、スターターを引き「爆弾の武器人間」に変身し、デンジを追いかける。
デンジたちは対魔2課の訓練施設に逃げ込むも、レゼもまもなく到着し、超絶圧倒的な「爆弾」の力でデビルハンターらを次々と倒していきます。
レゼの圧倒的な強さに、コベニは腰を抜かしてしまうほど。
コベニ
ひゃいいいいい
デンジは天使の悪魔に人間の血を飲ませてもらい、復活→「チェンソーの武器人間」の姿となり、レゼと戦い始める。
デンジ
「俺が知り合う女がさあ!! 全員オレん事殺そうとしてんだけど!!」
レゼ
「私がデンジ君を好きなのは本当だよ」
切ない・・・
そんな中、アキ・暴力の魔人もレゼVSデンジの戦いに参戦、一方レゼ側には「台風の悪魔」がつきます。
荒れ狂う風と、爆発の嵐で、あたりはカオスな状況、街は次々と破壊されていく始末・・・。
また、デンジとレゼの戦いは、俄然レゼが優勢。
ついにデンジを丸焦げにするまで追い込みます。
しかし!!
デンジは「サメの魔人」ビームに乗っかることで、台風の悪魔を見事撃退!
また戦いの中で、デンジはチェンソーのチェーンの使い方を少しずつ習得し、最終的にはレゼと自分を縛って海の中へ落ちていきました。
レゼのボムの力は水の中では使えず、そのままバトルは終結へと向かいます。
⑥レゼとデンジ、戦いの終結【一緒に逃げる?】
デンジ・特異4課との戦闘後、レゼはデンジと共に海に沈みました。
結局、レゼが気づいた時には、砂浜に打ち上げられており、横にはすでに目を覚ましたデンジ。
「殺されるなら美人にってのが俺の座右の銘」
ということで
レゼは、これまでのデンジへの言動・好意はすべて「訓練」したものであって、結局は「嘘」であることを告げます。
そして、任務に失敗したので、静かに逃げようとするレゼ。
そんなレゼに、デンジは・・・・
「一緒に逃げねえ?」
それを聞いたレゼは、デンジにキスしようとします。
WOW・・・・
と思いきや、キスではなく、レゼは隙をついてデンジの首の骨を折ります。ww
そして、「もう少し賢くなったほうがいいよ」という言葉を残して去っていくレゼ。
デンジは「まだ俺ぁ好きだし」と話し、レゼの背中に、「今日の昼にあのカフェで待ってるから」と投げかける。
⑦レゼの最期【マキマ登場】
レゼは、新幹線に乗って東北へ逃れようとします。
しかしレゼは、ふと花を見て、デンジのことを思い出す。
レゼは、変装用のキャップを脱ぎ、カフェ「二道」への道を歩き始めました。
そして「二道」が見えた細い路地道。
大量のネズミが現れ、そのネズミは人の形を作り、マキマが登場。
マキマ
「私も田舎のネズミが好き」
レゼは「平和が1番だから田舎のネズミが良い」と話していたが、マキマは「田舎のネズミが殺されるのを見ると安心する」と真逆の理由を話す。
レゼは、ボムになるためのピンを抜こうとするものの、マキマや一緒に来ていた天使の悪魔に阻まれます。
レゼは最期にこうつぶやき、絶命します。
デンジ君 ホントはね 私も学校行った事なかったの
レゼはかつてデンジに、「16歳で学校にも行かせないで悪魔と殺し合いさせるなんて国が許していいことじゃない」と言っていました。
これは、恐らくレゼ自身が母国であるソ連に対して、思っていたことなのかもしれませんね。
⑧VSマキマ編で再登場!【レゼはマキマの支配下に】
マキマに殺されたレゼ。
しかし、マキマVSデンジ編で、なんとレゼが復活しておりました。
レゼは、マキマデンジを殺すための特別チーム「公安対魔特異5課」のメンバーとして復活を遂げていたのです。
レゼは、マキマの洗脳”にあっており、マキマに好意を抱いている様子。
そして、チェンソーマンとマキマたちが交戦。
しかし、レゼは、地獄のヒーロー「チェンソーマン」と化したデンジに、一瞬でバラバラにされます。
一方でレゼは、チェンソーマンに「食べられた」わけではありません。
「チェンソーマン」に食べられた人・悪魔は、この世から存在ごと消えます。
そのため、レゼの消息は結局不明です。
マキマの支配を逃れることができているので、もしかしたら第2部「高校編」での登場は全然ありえるでしょう。