【書評】DIE WITH ZERO「ゼロで死ね」
いちまろ夫婦、いちまろです。
DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール
読みました。
久々に、紀伊国屋書店で本を眺めていたら、この本が目に入り、Amazonでぽちりました。
本なり漫画なり映画なり、その時の自分に応じた作品が、勝手に飛び込んでくると思っております。
いわば、魔法使いが杖を選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶ的なやつですね。
①DIE WITH ZEROの主題
この本の主題は、以下です。
「金を残して死ぬな」
「最後に輝くのは、思い出だ」
終始、ここに集約されます。
本書では、冒頭にアリとキリギリスの童話がたとえに出されています。
アリとキリギリス、「アリがえらい」的な感じになっているけれど、「じゃあアリはいつ遊べたのか?」という話。
著者のビル先生は、
・アリとキリギリスの中間的な生き方をしようぜ
・なんか、世間的に老後に向けて貯蓄しようぜ的な風潮あるよね
・でも、みんな老後のためにお金をためすぎやない?
・お金を残して死んでも意味がないわけで…
・結局死ぬときに一番輝くのは「経験」「思い出」なんだと思うんです
・だから、今しかない経験できないことに、しっかりとお金を使おうよ
こんな感じの論を展開してくれます。
たしかに、小さい子どもを持つ親とかは、頷きが多いかもしれませんね。
例えば、お父さんは、娘と一緒にお風呂に入れる時間は限られているわけで。
幼少期に一緒に過ごす時間は、娘が大人になったらもう経験できないわけです。
②DIE WITH ZEROで「グッときたポイント」
個人的にグッときたポイントが
「経験できることには賞味期限がある」
というところですかね。
これは、特に「健康」の側面が大きいです。
例えば、AmazonPrimeを使って家で映画を見ることは、年取ってもできる。
でも、アジアをバックパック一つで周遊する、
これは、高齢になっていけばまぁ中々、体力的にもしんどいでしょう。
そう考えると、たとえば、大学時代お世話になった皆さんに来ていただいて、結婚パーティーを開いたり、したのもやっぱすごくよかったな、と改めて思うのです。
幹事のみんなに感謝。
時間がたてば、中々みんな集まりづらくなるだろうし、きっとこの経験は、永遠に鮮やかなままです。
結婚式もしかり。
お金かかるから、、などと結婚式を開かない皆さまも増えてきていますが、個人的にはやったほうがいい派の人間です。
自由の女神とこんな風に写真を撮ることができたのも、大学生だったからこそかもしれない。。
ということで。
やはり「今」しかできない「経験」を積むことは、お金をためること以上に大事。
夫婦とも、友達とも、そして自分自身の中でも
今しかできないことに、たくさん取り組んで、それを楽しみ切る毎日にしたいなぁ、と
この本から感じました。
本はというのは、何か一つでもその時の自分にグッときて、自分の中で考えるきっかけになるものがあれば、それでよし。
私は、そんな考えです。
非常に新鮮な本でした。
いちまろ